ザ・モンキーズ(The Monkees)は、アメリカのポップ・ロック・バンド。オーディションによりグループが結成され、テレビ番組『ザ・モンキーズ・ショー』とレコード販売を連動するという当時としては珍しいメディアミックス戦略をとった。
音楽業界紙『デイリー・ヴァラエティ』に掲載されたオーディション広告によって若者約400人が集まり、1965年9月8日、カリフォルニア州ロサンゼルスでデイヴィー・ジョーンズ、マイク・ネスミス、ピーター・トーク、ミッキー・ドレンツの4人がメンバーに選出された。
1966年8月、デビュー曲「恋の終列車 (Last Train to Clarksville)」をリリース。同年9月12日、NBC系列で『ザ・モンキーズ・ショー』が始まる。翌10月に発売されたデビューアルバム『恋の終列車 (The Monkees)』は、テレビとの相乗効果により500万枚を売上げるヒットとなった。
1967年1月、第2弾アルバム『アイム・ア・ビリーバー (More Of The Monkees)』をリリース。
カーシュナーを追い出したマイクは、代わりに当時「ハッピー・トゥギャザー」のヒットを飛ばしたタートルズのチップ・ダグラス(Chip Douglas, 当時は「Douglas Farthing Hatlelid」名義)をプロデューサーに迎えて3作目の『灰色の影 (Headquarters)』を1967年5月にリリースした。この頃にはハーマンズ・ハーミッツに替わって全米No.1の人気グループとなり、イギリスにおいても高い人気を得ていた。
1967年11月、『スター・コレクター (Pisces,Aquarius, Capricorn & Jones Ltd)』をリリース。
1968年3月、テレビシリーズが終了。その直後の4月に『小鳥と蜂とモンキーズ (The Birds, The Bees and The Monkees)』がリリースされる。
解散後の1986年、MTVで『ザ・モンキーズ・ショー』が再放送されたことがきっかけにリバイバル・ブームが発生し、マイク・ネスミスを除く3人で再結成された。以後、1986年から1989年まで、1996年から1997年まで、2001年と3回再結成された。